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外注かインハウスか

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Q 将来は広告のデザインをしたいと考えているのですが、この間、学校で個人面談をしたときに、広告デザインにも外から依頼を受けて制作するものと、企業に入ってその企業の広告を制作するものの2種類がある、と教えてもらったのですが、どちらの方がいいのかよくわかりません。できればそれぞれの良い点、悪い点などあれば教えてほしいです。

A 答えていきます

広告会社が広告の案件を企業に営業して受注し、制作を外注します。

外注する会社を「制作会社(プロダクション)」といいます。

広告会社が社内にデザイナーを抱えている場合もありますし、
関連会社で制作会社があり、そちらに発注している場合もあります。
広告会社では電通、博報堂が有名です。
それぞれ傘下に制作会社を抱えています
制作会社で有名なのは日本デザインセンターです。

企業に入って広告を担当する場合は、
広告宣伝部がある割と大きな会社であることを意味します。

メーカーが多いですね。

資生堂の宣伝部が昔から有名です。
日立製作所も広告宣伝部があります。

メーカーで働くデザイナーを、インハウスデザイナーともいいます。

良い点、悪い点を考えてみますね。ざっくりですが。

制作会社(広告会社含む)・・・

  • 良い点:様々な企業の案件に関われる。多様な知識・技術が身につくのでやりがいがある。
  • 悪い点:求められる能力・スキルが高いので仕事がきつい。残業や徹夜が多い。

メーカーのインハウス

  • 良い点:一つの仕事に集中できる。比較的大きな会社が多い為、労働環境が良い。
  • 悪い点:仕事が絞られる為、(仕事が)つまらないという話をよく聞く。

メーカーのインハウスデザイナーですが、メーカーで働く知り合いがいるのですが、何年もカタログの仕事ばかりでつまらないと言っていました。とおもいきや、制作会社で激務をしていたデザイナーは某メーカーのインハウスデザイナーに転職したら職場環境に不満がなくなったと言っています。

どちらが良い悪いというのはないですね。あるとすれば会社の善し悪しです。例えば、電通に入社するのと、電通の子会社の制作会社に入るのでは印象が違います。そりゃ誰もが知っている大手企業に就職したら親や親戚に喜ばれますよね。(学校も喜びます)。

入れるなら、なるべく大手に入った方がいいとおもいます。

まずは、制作会社かインハウスか問わず、様々な会社があることをたくさん調べて欲しいですね。

その上で自分がやってみたいことができる会社を目指すのがいいのかなとおもいます。

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